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※ランナーズ“Voice”は、先輩ランナーの主観的な体験談やアドバイス、意見や感想などです。
絶対的な正誤情報をご提供するものではありませんので、
あくまでも先輩ランナーからの貴重なお話の一つとして、楽しいランニングライフの参考にしてください!
※掲載内容は、取材時または更新時の内容です。掲載内容に誤りや古い情報などがありましたら
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■掲載日 2013年9月19日
■更新日 2013年9月19日

Runner Data

Voice No. 041

>>ランナーズキャッチコピー

【 Relax × Run 】

  • 【お名前】 紺野加寿子さん
  • 【年齢】 40歳
  • 【性別】 女性
  • 【ランナー歴】 20年
  • 【好きなブランド】 アディダス
  • 【マイランニングスポット】 梅田川沿い
  • 【所属サークル】 宮城UMC
ビギナーランナーへのメッセージ

気楽に始めて、まずは経験してみましょう!!

【ランニング初心者の方は、まず何から始めればよいと思いますか?】

最近はブームということもあり、アイテムも情報も豊富で、逆にビギナーの方のほうがいろいろ知っていたり、すごいアイテムを持っていたりしてびっくりすることがあります。
走り方に関しても “教わりたい”と思う傾向がみなさん強く、積極的な方が多いと思いますが、ジョギング・ランニングは自分に合ったシューズとやる気さえあれば、すぐ始められる運動なので、気軽に取り組んでみて下さい。

私が走り始めた時はあまり情報もなく、アイテムも今ほど豊富ではありませんでした。
特にレディースのアイテムが少なくメンズがメインだったので、ウェアなどは男性用のSサイズを着て走っていました。
最近はとても華やかなウェアが多く、機能面もだいぶ向上しているのでとても快適に走ることができると思いますよ。

こだわらなければあまり先行投資せず、また、場所も問わずに始めることができるので、いろいろと情報やアイテムが溢れていると思いますが、あまり考えすぎずにとりあえず体験してみてはいかがでしょうか。

【始めたきっかけと、走る目的はなんですか?】

私は両親がランナーなので常に身近に走っている人がいて、以前から走ることが生活に溶け込んでいました。
これは良い環境だったと思います。

自分で本格的に始めようと思ったきっかけは、フルマラソンを走ってみたいと思ったことです。
以前から長い距離を走ることに憧れや興味があり、フルマラソン完走を目指すようになってからより本格的に走るようになりました。
当時、特に地方のフルマラソンの大会は走る人がそれほど多くなく、女性は珍しがられるほどでした。
年代別の区切りも今ほど細かくなく、また、10キロレースなどはタイムをストップウォッチで計測している大会もありました。
今では信じられませんよね。

今は走ることが習慣化しているので、特にこれという大きな目標はありませんが、私が初めてウルトラマラソン(42.195kmを超える距離を走るマラソン)の大会で完走した「秋田内陸100キロチャレンジマラソン」は、とても思い入れがあり毎年必ずエントリーしています。
この大会は10回完走すると、青いゼッケンの「クリスタルランナー」という称号が与えられます。
これまで7回完走しているので、クリスタルランナーを目指してこれからも参加しようと思っています。

【必須&おすすめのストレッチやマッサージなどはありますか?】

以前は走った後にケアをしなくても寝れば回復していたのですが、最近はそうもいかなくなってきていて、回復力の低下を実感しています。
リカバリーがうまくいかないと、パフォーマンスが落ちてしまうので、筋肉に一定の刺激を与えたら必ず休ませるということを意識し、必ずストレッチやマッサージをするようにしています。

よくやるマッサージは、ウルトラランナーで有名な海宝道義さんおすすめの、テニスボールを使うマッサージです。
テニスボールの上に寝て背中に刺激を与えたり、ふくらはぎや足の裏などに刺激を与えるととても気持ちがよく、手の届かないところやリンパ液の溜まるところにも刺激を与えることができます。
レースにもテニスボールを持って行って、走る前後にマッサージをしています。

そして、最近は積極的休養をとることを意識し、軽いジョギングをしたり泳いだりするようにしています。
積極的休養(アクティブブレスト)は、軽い運動で適度に身体を動かし刺激を与えることで、疲労回復を促します。
特に水泳はクールダウン効果や、水圧でリンパが流れやすくなるので効果的だと思います。

だんだんアフターケアにも気を使わなければならない年齢になってきているんですね(笑)。

【お気に入り&おすすめアイテムはありますか?】

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モンベルの携行型ウィンドブレーカーがとても便利です。
折りたたむとコンパクトになるので持ち運びやすく、ゼッケンの上から着ても番号が透けて見えるので、必要なときにいつでも着ることができます。
私はおなかが弱く、長距離のレースでは気温や天候の変化で体調が左右されるので、必ず持ち歩くようにしています。

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ザムストの圧迫ソックスもおすすめです。
このソックスは、医療用サポーターなどの製品技術をスポーツサポーターに応用したもので、筋肉を圧迫することでリンパ液などの体液が流れやすくなり、老廃物除去を促す効果もあるため、疲れにくくなります。

私はふくらはぎ用のサポータータイプを使っているのですが、疲労回復効果もあるので移動している時から着けています。
ウルトラマラソンを走る人は履いている人が多いですね。

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サプリメントはベスパハイパーがお気に入りで、最近レースのとき栄養補給のためによく飲んでいます。
他のサプリに比べるとだいぶ値段は高いですが、その分効果はあると思いますよ。

それと、毎朝必ずもろみ酢を付属のキャップで一杯飲んでいます。
もろみ酢はクエン酸やアミノ酸が豊富で、美容によいだけでなく疲労回復や脂肪燃焼の効果もあり、飲むと身体が温かくなります。
身体が冷えてしまうといろいろな病気の原因になったりすることもあるので、私は内部から体を温めることを意識し、もろみ酢だけでなくにんにくやしょうが、ねぎなども摂るようにしています。
特に女性の方は身体が冷えやすいので気をつけた方がよいと思いますよ。

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外部から身体を温めるときはなんといっても岩盤浴とサウナです。
疲労回復や発汗による老廃物の除去も期待できますし、なんといっても気持ちいい!!
効果云々に関係なく好きなので、ほぼ毎日行っています(笑)。

【走るときに気を付けていることはなんですか?】

ウルトラマラソンなどの長距離レースになると、どうしても燃費のよい走り方をしようとして、動きの少ないコンパクトなフォームになってしまいます。
この走り方だと同じ格好が続き、下半身だけでなく上半身もけっこう疲れるので、エイドなどではなるべく上半身も意識して動かし、横隔膜を広げて酸素を取り込むようにしています。

また、100キロレースなどの後半は本当に、それはもう本当に疲れます。
ここで大事なのが気持ちの持って行き方です。
心が折れると本当にだめになってしまうので、いかに折れないように気持ちをコントロールしキープするかが重要です。
例えば、100キロのレースの90キロ地点で“まだ10キロもあるのか”と思うのと“なんだあと10キロか”と思うのとではその後の走りが全然違うので、辛くなっても「自分は走れる」と暗示をかけ、気持ちを保つことが大事なのです。

【練習内容とおすすめのランニングスポット】

積極的休養のためのジョギングを含めると、基本的に毎日走っています。
練習は早朝のLSD(長い距離をゆっくり走る)が中心で、一回に走る距離は平日8~10キロ、週末は20~30キロをくらいです。

ランニングスポットはロケーションがよいところを走るのが好きなので、以前は海沿いの松林などをよく走っていましたが、震災であの景色がなくなってしまいとても残念です。

スポットではないですがロケーションのよさでいうと、遠野のハーフマラソンや磐梯吾妻スカイラインの大会などは景色や雰囲気がよく、走っていてとても気持ちがよいですよ。

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【けがや故障、過去の失敗談について】

あまりスピードにはこだわらず、距離や完走することを目的に走っているので、これと言った大きなけがはありません。

失敗談と言えば、一度ウルトラマラソンのレース中におなかの調子が悪くなったので、水なしで飲める錠剤のストッパーを飲んだら、痛みは治まったのですが今度はおなかがどんどん張ってきてとても走り辛くなってしまったことがあります。
おなかが重く感じるほど張ってしまい、股関節の動きも悪くなって、何とか完走しましたが後半の20キロはとても大変な思いをしました。

【継続するために工夫していることはありますか?】

走ることが習慣化しているので特に工夫していることはありませんが、走ることを通しての人との出会いがとても楽しく、続けていくうえで必要な楽しみの一つになっています。

“走る”という共通の趣味があるだけで、それが無かったら絶対知り合えないような人と出会うことができ、いろんなジャンルの人たちとのコミュニケーションが増えます。

いろいろ話していると実はけっこう偉い人だったり有名な人だったりということもありますが、走っているときはそういうことは関係なく、みんなで一緒に楽しめるというところも走ることのよいところなのではないでしょうか。

【ランニングのほかに行っている運動はありますか?】

登山が好きで、春から秋にかけて月に1~2回登ります。
登ったあとは簡単な食事を作ってみんなで山ごはんを楽しみます。
これがほんとにおいしいんですよ!
山の中では何を食べてもおいしいし楽しいし、やめられません!!
それと、最近登山は女性にも人気があり、かわいいウェアを着た山ガールがたくさんいますね。

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スイムは定期的ではなく、気が向いたときやレースのあとのケアのために泳ぎに行きます。
走るのと一緒で長い時間泳ぐのが好きですね。

【ランニング初心者の方へのアドバイスをお願いします】

先ほども言いましたが、最近はビギナーの方もいろいろ調べていて、自分なんかより知識や情報が豊富な方がとても多いと思います。

そんなみなさんへのアドバイスは、まずは走って体験してみてほしいということです。
いろんな場所やレースで走って、いろんなランナーさんと出会って、その方たちの走りをぜひ見てほしいですね。

スピードランナーの走りは勿論ですが、後方でも素敵な走りをしている方々や往年?!のベテランランナー達がたくさんいらっしゃいますよ。

いろいろ調べたり揃えたりするのもとてもよいことですが、インプットしすぎて情報に左右されてしまうこともあるかもしれません。
まずは体験しないともったいないので、気楽に始めてみて下さい。

気を付けてほしいのは、無理をしないということです。
最初はどうしても無理をしてしまう方もいますが、身体が慣れるまではけがや故障の原因にもなりますので、疲れたときは無理せず休み、とにかく楽しんで続けてみて下さい。

そして、これはみなさんの取り組み方次第ですが、走ることが絶対健康にいいというわけではありません。
慣れてくると多少無理をしても大丈夫になり、ついつい夢中になって自分を追い込んで走り過ぎてしまうことがあります。
運動も適度な量があるので、依存して走り過ぎたりコンディションを考えずに走ったりすると、疲労がどんどん溜まり身体にも負担になるので、きちんと身体の状態を見て気持ちをコントロールし、バランスよく取り組むようにしてください。

とにかく楽しく続けることが大事だと思います。

【印象に残っている思い出はありますか?】

秋田内陸100キロチャレンジマラソンで、初めて100キロのレースを完走したときのことが印象に残っています。

初めて体験する距離だったので、いつものレースと違ってスタートの時にものすごく緊張したのを覚えています。
とても辛いレースでしたが、距離が長かった分ゴールした時は今まで味わったことのない達成感を得ることができ、さらに、この時は母も一緒に参加していて、母も無事完走することができたのでとてもうれしかったです。

ゴールした時は感嘆の涙?!を流す自分を想像していましたが、ゴール後アイシングをしていたら隣の男性が突然の男泣き!!
きっとその方も感嘆の涙という事だったんでしょうが、その泣きっぷりが段々激しくなっていくので、それを見ていた私は完全にタイミングを外してしまいましたね(笑)。

初めて完走したウルトラマラソンのレースは今でもとても印象に残っていて、チャレンジして本当によかったと思っています。
この大会でクリスタルランナーになる事は、人生でやっておきたいことリストのなかの1つなので絶対に成功させたいです!!

私の最高のサポーターK姉&ウルトラ仲間の皆様お付き合いどうぞよろしくお願いいたします(笑)。
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【取材者から一言】

紺野さんのトークがとても楽しくて、取材あっという間でした!
そして、節々で感じた紺野さんのこだわりやスタイルは、20年も続けているだけあってさすがだなと思いました。

いよいよ次の日曜日は秋田内陸100キロマラソンですね!!
このタイミングで掲載できてよかったです。
これまでの経験と日々の練習の成果を活かし、おもいっきり走ってきてください!!